和菓子の原点「干し柿」使った銘菓

藤枝は、東海道五十三次の２２番目の宿場であり、、田中城の城下町として長く栄えてきました。

家康公も度々訪れたという藤枝。ここで、家康公が献上された柿をたいそう喜んだという言い伝えにちなんで、柿を使った和菓子を考案されたそうです。
長寿であったという家康公にあやかり、食べた人が元気で長生きするように「長寿柿」と名付けられたこらのお菓子。本物の干し柿に白餡を詰め、氷餅をまぶした銘菓です。

氷餅とは、餅を水に浸して凍らせた後、寒風にさらして乾燥させたもの。きらきらと美しく干し柿を飾っています。
干し柿の優しい甘みと、白餡のハーモニーも絶妙。冷やしても、温めてもそれぞれ違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。

江戸初期から、長く藤枝で愛され続けている紅家さん。
歴史に思いを馳せながら、ぜひ「長寿柿」を味わってみて下さい。（取材：苺）